天皇賞(春) ■平日版
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■平日版 2000-4-28 update    
とあるレースでのちょっとしたエラーが尾を引いて芳しくないサイン読み競馬が続いていたのですが、今週はちょっとした変化が!
うまく上昇気流に乗れれば良いと思います。
今日は変化ついでに変な文体で書くけど、あまり気にしないで下さい。

で、天皇賞(春)。
そりゃあ、GI馬の(父)ナリタトップロード、(市)テイエムオペラオーが揃って連を外すことはないわけで。
理由は2つありま記念。
(1) 天皇賞(春)は、前年のダービー(もしくは出走しているダービー3着内馬のダービー)を大切にするレースである。
天皇賞(春)は、春の古馬最高峰のレース。
ダービーは、春の4歳牡馬最高峰のレース。
その世代の春の最高峰レースつながりだから、という何とも単純な理由。
データは物語るぅぅというわけで、まずは目印には最適であろう直近の三冠馬様のお仕事をチェックしてみると、
 
■1996年の天皇賞(春)には三冠馬(当然、ダービー馬)ナリタブライアンが出走。
□1994年/ダービー
1着 8枠中17番ナリタブライアン南井
2着 2枠左4番エアダブリン岡部
3着 3枠右5番ヤシマソブリン坂井
 ↓↓↓
□1996年/天皇賞(春)
1着 1枠右1番(外に出すと17番)サクラローレル横山典
2着 2枠左4番ナリタブライアン南井
3着 5枠左10番ホッカイルソ蛯名正
 
ありゃりゃーの一発連動。
あの時2強対決と騒がれたもう一方の雄・4枠右7番マヤノトップガンなんか最初っから意識してなかったというわけで、一所懸命マヤノトップガアンと悲痛な叫び声を上げていたファンに対してなんとも罪作りな出馬の制作者たちなんでしょう。
でも翌年はそのマヤノトップガンにちゃーんとお返しをしてくれちゃう…。
 
■1997年の天皇賞(春)にはダービー3着内馬の出走はなし。よって直近のダービーを借り物レースする。
□1996年/ダービー
1着 7枠右13番(持)フサイチコンコルド藤田(関西の秘密兵器
  (7枠中14番ビワハイジ角田(唯一の牝馬))
2着 2枠右3番ダンスインザダーク武豊
3着 7枠左15番(父)メイショウジェニエ河内
 ↓↓↓
□1997年/天皇賞(春)
1着 2枠左4番マヤノトップガン田原(兵器馬名
  (2枠右3番メジロランバダ熊沢(唯一の牝馬))
2着 4枠左8番(持)サクラローレル横山典
3着 7枠左14番マーベラスサンデー武豊
 
ダービー1着の7枠にダンスインザダーク武豊(サンデーサイレンス産駒)を彷彿させるようなマーベラスサンデー武豊を置く。
ダービー2着の2枠に関西の秘密兵器と騒がれたフサイチコンコルドにお似合いのマヤノトップガンを置いて、ともに唯一の牝馬をサポートアイテムとして同居させる。
「あなたは、フサイチコンコルド派? それともダンスインザダーク派?」と問いかけて、結果はフサイチコンコルド派(「出目と兵器」と「(持)馬」)の勝利。
んじゃま、その次は?てーと、
 
■1998年の天皇賞(春)には、前年のダービー2着馬シルクジャスティスと3着馬(父)メジロブライトが出走。
□1997年/ダービー
1着 8枠左18番サニーブライアン大西
2着 3枠右5番シルクジャスティス藤田
3着 7枠左15番(父)メジロブライト松永幹
 ↓↓↓
□1998年/天皇賞(春)
1着 4枠右5番(父)メジロブライト河内
2着 6枠右9番ステイゴールド熊沢
3着 6枠左10番ローゼンカバリー横山典
着外 3枠左4番(外に出すと18番シルクジャスティス
 
ダービー1着の18番にシルクジャスティス藤田を置き、ダービー2着の5番に(父)メジロブライト河内を置く。
「キミは、シルクジャスティス? (父)メジロブライト?」、で、(父)メジロブライトがピンポーン。
ほんじゃ去年。
 
■1999年の天皇賞(春)には、前年のダービー1着馬スペシャルウィークが出走。
□1998年/ダービー
1着 3枠右5番スペシャルウィーク武豊
2着 8枠右16番ボールドエンペラー河内
3着 7枠左15番ダイワスペリアー菊沢徳
着外 6枠左12番セイウンスカイ横山典
 ↓↓↓
□1999年/天皇賞(春)
1着 3枠 3番スペシャルウィーク武豊
2着 7枠左10番(父)メジロブライト河内
3着 6枠左8番セイウンスカイ横山典
着外 8枠右11番シルクジャスティス藤田
 
ダービー1着の3枠にマンマのスペシャルウィーク武豊を置き、ダービー2着の8枠右にシルクジャスティス藤田を置く。
「キミ、スペシャルウィーク? シルクジャスティス?」。
ダービー1着の3枠にスペシャルウィーク武豊を置いたのと同じように、ダービーと同ポジションにセイウンスカイ横山典を置く。
「あなた、スペシャルウィーク? セイウンスカイ?」。
で、スペシャルウィーク、ドン。
シルクジャスティス・セイウンスカイ、まとめてズカン。
ついでに、その年度の秋からワイド馬券が発売になるからって言うんで(ワイドが発表になった頃、サンプル馬券として使われたのがスペシャルウィークのダービーでした)、ダービーの1・3着がドドドーン。
というわけで、天皇賞(春)を解くときにはその場面に似合ったダービーを大事にせねばなりませぬ。

じゃ、この天皇賞(春)のメンツでのダービーはと言うと、
 
□1999年/ダービー
1着 1枠左2番アドマイヤベガ武豊(サイレンススズカの橋田調教師に武豊)
2着 6枠右11番(父)ナリタトップロード渡辺
3着 7枠中14番(市)テイエムオペラオー和田
 ↓↓↓
□2000年/天皇賞(春)
三強其の一 ラスカルスズカ武豊(サイレンススズカの兄弟馬に武豊)
三強其の二 (父)ナリタトップロード渡辺
三強其の三 
(市)テイエムオペラオー和田
 
殆ど同じ構成。
しかも皐月賞をダービートライアルと見立てた場合の流れを振り返ってみると、
 
□1999年/皐月賞(勝手につけちゃうサブタイトル、ダービートライアル)
1着 6枠左12番(市)テイエムオペラオー和田
2着 6枠右11番オースミブライト蛯名
3着 4枠左8番(父)ナリタトップロード渡辺
 ↓↓↓
□1999年/ダービーを迎えましたよ、と。

□2000年/阪神大賞典(勝手につけちゃえサブタイトル、天皇賞(春)トライアル)
1着 1枠 1番(市)テイエムオペラオー和田
2着 3枠 3番ラスカルスズカ武豊
3着 5枠 5番(父)ナリタトップロード渡辺
 ↓↓↓
□2000年/天皇賞(春)を迎えます、あらよっと。
 
これも殆ど同じ流れ。
なーんだ、メンツ・流れともに「1999年ダービー、再び」でんがな!
というわけで、
どっちかじゃないかな。

(2) 天皇賞(春)はJRA賞特別賞を大切にするレースである。
大事なことだけど、ま、いいや、書いちゃえ。
そのかーし、感じたことはフィードバックくださいな。
実は天皇賞(春)は、年度代表馬・最優秀4歳牡馬が成長した5歳馬・最優秀5歳以上牡馬より特別賞を大事にするレースで、これもデータは物語るぅぅ(天皇だから特別であると考えて貰って差し支えありません)。
例えば1993年度に(父)トウカイテイオー田原が特別賞を受賞したならば…。
 
□1994年/天皇賞(春)
1着 8枠左11番ビワハヤヒデ岡部
 ↓↓↓
(父)トウカイテイオーのシンボルマークの1つは8枠左(皐月賞・ダービー・ジャパンC)。
そこを使って(父)トウカイテイオーの騎手である岡部が乗ったビワハヤヒデが1着。
 
□1995年/天皇賞(春)
1着 2枠右3番ライスシャワー的場
 ↓↓↓
(父)トウカイテイオーのさらなるシンボルマークの1つは8枠左というポジションで何度もGIを取ったこと(再び)。
ライスシャワーは1993年に天皇賞(春)を取った2枠3番で再び1着。
 
そして1995年度にライスシャワー的場が特別賞を受賞したならば…。
 
□1996年/天皇賞(春)
2枠左4番ナリタブライアン南井(菊花賞馬
 ↓↓↓
ライスシャワーのシンボルマークはかつての菊花賞馬が天皇賞(春)を2枠3番で二度制したこと。
かつての菊花賞馬ナリタブライアン南井が2枠を使って2着となる。
 
□1997年/天皇賞(春)
2枠左4番マヤノトップガン田原(菊花賞馬
 ↓↓↓
ライスシャワーの2枠はもう一つ残っている。
かつての菊花賞馬マヤノトップガン田原が2枠を使って1着となる。
 
さらに1998年度にサイレンスズカ武豊が特別賞を受賞したならば…。
 
□1999年/天皇賞(春)
3枠 3番スペシャルウィーク武豊
 ↓↓↓
サイレンススズカのシンボルマーク連勝街道まっしぐらサンデーサイレンス産駒武豊が乗って天皇賞(秋)で夢途絶えたこと。
スペシャルウィークは、ここまでAJCC・阪神大賞典と連勝街道まっしぐらサンデーサイレンス産駒武豊が乗って1着になる。
 
このように特別賞受賞馬のシンボルマークを繰り返してくれるのが天皇賞(春)の特徴だったりしやす。
ならば、1999年度の特別賞受賞馬のシンボルマークはと言うと、
特別賞(1):スペシャルウィーク武豊
特別賞(2):(外)グラスワンダー的場
(a) 年度代表馬(外)エルコンドルパサーと遜色ない活躍をしていること。とどのつまりGI馬であること。
(b) (外)エルコンドルパサーとどこかで逆転されてしまっていること。
スペシャルウィークは年度代表馬の記者投票で得票が多いにも関わらず、決選投票で逆転されている。
(外)グラスワンダーの的場は1998年秋の毎日王冠で良かれと思いこちらを選んだのだろうが、結局蛯名に逆転されている。
(c) 連勝街道まっしぐらの状態で有馬記念を迎え、同時に連対した。
スペシャルウィークは天皇賞(秋)→ジャパンCの1着。
(外)グラスワンダーは宝塚記念→毎日王冠の1着。
(d) 1999年度というくくりの中では、特別賞を除いて考えた場合、スペシャルウィーク・(外)グラスワンダーともJRA賞に漏れた馬
(e) 半期前の宝塚記念で5枠右(外)グラスワンダー−7枠右スペシャルウィークの組み合わせだったことに対して、真ウラの有馬記念で4枠左(外)グラスワンダー−2枠左スペシャルウィークと、こりゃまた真ウラの枠連を作ってしまった。
こんなもん?
というわけでダービー馬であるアドマイヤベガをこの世代の年度代表馬と見立てた場合、
(a) (父)ナリタトップロード・(市)テイエムオペラオーはアドマイヤベガと遜色ない活躍をしているGI馬である。
(b)(父)ナリタトップロード・(市)テイエムオペラオーはダービーでアドマイヤベガに逆転されている。
丁度、(外)エルコンドルパサー(アドマイヤベガ)に対する、スペシャルウィーク・(外)グラスワンダーの関係となっています。
また、
(c) (市)テイエムオペラオーは京都記念→阪神大賞典と連勝街道まっしぐらの状態で天皇賞(春)を迎えますが、(父)ナリタトップロードは少々弱い。
(d) (父)ナリタトップロードは最優秀4歳牡馬・最優秀父内国産馬として投票されながらもJRA賞に漏れてしまった副特別賞をあげたいような馬ですが、(市)テイエムオペラオーは最優秀4歳牡馬を受賞してしまってとりあえず「名誉」という点では満腹。
このように、ともに強い部分・弱い部分を持ち合わせています。
果たして(e)までプレイしてくれて、半年前のペアレースになる菊花賞がひっくり返って、
なんてことがあったら、そりゃもうどちらか一方が絡むのは絶対なのかもしれません。

以上まとめると、
 
・テーマの一つは「1999年のダービー、再び」なので、あの時の出目、もしくは2・3着馬を繰り返すだろう。
・天皇賞(春)はJRA賞特別賞を大事にするレースなので、スペシャルウィーク・(外)グラスワンダーが説明つく(父)ナリタトップロード・(市)テイエムオペラオーは連対するだろう。

 
でおます。
従って(父)ナリタトップロード・(市)テイエムオペラオーが揃って連を外すことはないわけで。
そして先ほど書いた半期前の菊花賞の真ウラ(OR クロスした真ウラ)に彼らが入る可能性も充分にあって、それはなじょしてかというと、
(1) 特別賞がスペシャルウィークならば1年前の天皇賞(春)でスペシャルウィークがプレイしたことを見習うだろう。
(2) そのひとつが1年前のダービー3着内馬シルクジャスティス・(父)メジロブライトの戦いで切って捨てられたシルクジャスティスの3枠を使ったこと。
(3) ならば、去年スペシャルウィークは、ダービー1・2着ポジションの戦いで8枠シルクジャスティス、ダービー同ポジションの戦いで6枠セイウンスカイを切って捨てた。
(4) そのシルクジャスティスの8枠と、セイウンスカイの6枠のどちらか一方を使って、スペシャルウィークの属性を引き継いだ(父)ナリタトップロード・(市)テイエムオペラオーが馬券になっても良いだろう。
という理由。
ま、6枠・8枠に彼らが入っていたらウフということになるのだが、そんなことにはなっていなくてもどちらか一方が絡むのは必至なのではないでせうか。
あー、久しぶりに書きまくって、スッキリしたあ。

■開催前日版 2000-4-30 update   
大体のことは平日版に書いちゃったし、去年のダービーを意識するかのように、
 
□1999年/ダービー
【1着】1枠左2番アドマイヤベガ武豊(サイレンススズカの橋田調教師に武豊)
【2着】6枠右11番(父)ナリタトップロード渡辺
 ↓↓↓
□2000年/天皇賞(春)
【?着】2枠 2番ラスカルスズカ武豊(サイレンススズカの兄弟馬に武豊)
【?着】8枠右11番(父)ナリタトップロード渡辺
 
こんなことになっちゃっているのだから、考え方は大体合っているでせう。
問題は、
だけ。
GI馬の考え方の方が間違いないはずだから(市)テイエムオペラオー、(父)ナリタトップロードの方が良いでしょう。
もう1つの問題は、
果たして大穴馬券があるかどうか。
実は、針の穴のような可能性なのですが大穴馬券あると読める部分があります。
ポイントは、
なのですが、スィートピーSの推理とともに後はQ2で。

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